【恋愛経験ゼロからの婚活記録】素敵なパートナーに出会うまで

婚約中のお付き合いだけれど不一致と違和感

交際というのは、家族と一緒にいるとは違うものだ。と、少なくとも私は思っていた。今まで生活をしていた環境や生活態度とまったく違うのだ。仲の良い両親も、結婚当初などではいろいろと環境の違いがあったそうだ。なので、違う考え方だな。と、私は思ってもそういう考え方があるんだな。と、妥協できるところは妥協している。そうしているつもりだった。

とはいえ、譲れないところは譲れなかった。当り前というべきだ。相手に合わせることも大切だろうが、全てを合わせるほど私は自分というのを卑下していないのだ。そして、徐々にだがお互いに譲れないところが違和感を持ち始めていた。

Aさんの家に行くときに、何度か肉体の関係へと発展しそうな雰囲気になった。だが、私としては肉体関係に進む。と、いうのは怖いという思いがあった。何度か書いたと思うが私は、男女交際は初めてだった。当然ながら、異性とのそういう関係も初めてであり、怖い。と、いう思いもあった。相手の家ということから、疲労感なども感じそう。と、いうのがあった。結婚する前にそういう関係に発展するのは嫌だ。と、いう思いがあった。

だが、Aさんはそれが嫌だったようだった。それは、ある日のことであった。Aさんは、肉体関係を売るお店などに行ってよいか? と、尋ねてきたのだ。私は当然ながら嫌だ。と、答えた。当り前だと私は思う。結婚を前提にして両親に挨拶までした相手が、そういうお店に行って愉快と感じる人間はいないはずだ。嫌だ。と、答えたのだが相手はそれが不愉快だったようだ。私がそういう空気を拒否していることも理由だったようだ。だが、私としては今まではともかくとして付き合い始めている以上、そういうお店に行かないでほしいと伝えた。これは、妥協してはいけないところだと私は思ったのだ。

私はAさんの生活時間やサイクルなどを聞いたりしていた。なるべくAさんに合わせようと努力をしていた。やがて、結婚式場を見るときも私はいろんな結婚式場を見るべきなのでは? と、思っていたがAさんが早々と一人であまり相談をせずに決めてしまい、私は両親との相談もできずに日取りまで決まっていた。

私は結婚後の一緒の生活についてお互いに知ろう。と、努力をしていた。お互いに譲れないところがあるかもしれない。けれど、譲り合うことができる部分は譲り合おう。と、思いAさんが住んでいる場所などのこともなるべく知ろうと努力を重ねていた。そんな中、Aさんが言ってきたのは結婚後も別居しよう。と、いう言葉だった。

私は当然ながらそれは嫌だった。もちろん、結婚後にそういう関係になってしまう夫婦というのも存在はしているだろう。だが、結婚してすぐに別居の生活というのはおかしい。と、私は思った。それは、嫌だな。と、私は伝えた結果、Aさんはそれ以降はその話をしないようになった。だが、そのことに関しては違和感を覚えていた私は両親に相談をした。両親もそれに関してはおかしいと思ったらしく、肉体関係は結婚するまではやめておくようにした方がよい。と、いう助言を受けた。言っては何だが、やり逃げされるという可能性があるということを危惧していたのだ。

結婚の式場や日取りも決まったというのに、私は気分があまり晴れる日はなかった。不安や重い気分が常に付きまとっていた。私はそれをマリッジブルーというのだろうか? と、思っていたが今になって思うとそれは、Aさんとの結婚が嫌だ。と、無意識に思っていたのかもしれない。