【恋愛経験ゼロからの婚活記録】素敵なパートナーに出会うまで

悪戦苦闘な初心者マークつきの初めてのお付き合い

思うようにに出会いがない中で、ようやっとお話が順調に進む方が現れた。匿名として、相手の名前をAさんと呼ぶ。Aさんは兄弟がいて末っ子であり、母子家庭という人物で隣県に住んでいた。ただし、隣県といえどももっとも私が住んでいる県と近い市に住んでいるという人物だった。

私としては、特に相手に強いこだわりはなかった。初めての出会いは、私の近くの駅での待ち合わせとなった。最も二人が住んでいる地域の駅付近でもっとも大きい駅というのを選択した結果だった。二人で映画を見に行くというものだった。

当初、実際に会うときに会って何をしますか? と、聞かれたときに私は戸惑った。私は、デートというのは試したことがなかった。とにかく、考えた結果として思いついたのが映画であった。映画館でデートというのはよく聞くという理由だ。やっている映画の中で私が興味が持ててデートで見に行くのにはおかしくない映画をチョイスした。(さすがに、アニメ映画などを選ぶほど私は空気が読めないわけではない)

映画は面白くそのあとに食事をした。その後、相手に誘われて私はカラオケというのに向かった。余談だが、私はカラオケというのに向かったのは生まれて初めてだった。もともと、両親はカラオケに行くような人間でもなく近くにカラオケをするお店はあまりなく、またカラオケに一緒に行くという友人はなかったのだ。

そもそも、私としては映画を見てちょっとした食事で終わる。と、いう予定のつもりだったのだ。デート初心者でありいきなり二種類の場所にあっちこっちへと向かうというのは、よくわからなかったのだ。

さらにカラオケというのにも自信がなかった。とはいえ、それを言って相手に不快にさせるのも問題だ。と、思った私はそれを受け入れてカラオケにいった。カラオケでは、それなりに楽しむことはできた。歌を歌うことや聞くことはそれほどに、苦手ではなかった。とはいえ、好んで行こうと思うほど私はカラオケに熱中したわけではなかった。

その後も、何度か出会いデートをするようになっていた。

デートと言っても、カラオケに行く。あるいは、ボウリングという相手の好みに合わせることが大半であった。何しろ、私は交際が初めてだったのだ。どんなデートがあるのか、どんな楽しみがあるのか? そういうのは、まったくわからなかったのが本音だ。私がたまに聞かれることがあるが、あいにくと私が思いつくデートというのが映画館だけというものだった。あるいは、動物園か水族館というものだった。あるいは、美術館であったが、私は美術館にはそれほどに興味が持てなかったのも大きい。あるいは、遊園地であった。

水族館や遊園地、あるいは映画館というのに行ったりあるいは、カラオケやボーリングをした。ただ、私としてはカラオケもボーリングもすごく熱中できるというわけではなかった。一度だけ、母の勧めで県内で近所にもある有名な日本庭園を見に行ったのが変わり種といえただろう。いろんなところに向かったし、お互いに楽しもうとしたし私は、楽しんでいた。

ただ、初めてのデートは緊張からか疲労感がすごかったのが本音だった。そして、そのデートに対する疲労は何度経験をしてもなかなかに軽減されることはなかった。デートとは疲れるものなんだな。と、私は思っている中で交際は本格的に進み、私は結婚相談所を休止するということになったのだった。