【恋愛経験ゼロからの婚活記録】素敵なパートナーに出会うまで

三回目のお付き合いは三度目の正直なるか?

Tくんとのお付き合いは順調に進み、休止へと向かった。休止になって、何度かお互いの住んでいる場所の付近へと向かう。思っていたよりも、順調に話は進んでいった。Tくんに誘われて温泉ランドへと向かったこともある。

温泉ランドへと向かったときは、両親や妹になんでデートでそこに行くのか? と、聞かれてしまった。確かに、デートとしては変わり種であったが、お互いに行くのには気が楽であった。また、温泉ランドといっても温泉しかないわけではなく、お互いに一緒のそばでゆっくりとした時間を過ごすことができた。今までのように、無理にデートらしいデートをしようというよりも、お互いが楽しめる時間を過ごそうとしている。そう感じられる時間であった。お互いに価値観が合うとは、限らないがお互いに自然体でいられた。

今までと違い、無理をしていないとしみじみと実感ができる時間だった。そして、お互いに話し合い、結婚を前提としたおつきを初めて休止届を出した。Tくんとしては、そのまますぐに婚約と行きたかったようだが、私は過去の二度の失敗から少しばかり慎重だった。いきなり、休止をしてまただめだ。と、いう意見を言われてしまうのが恐ろしかった。そのために、二か月ほどの休止による交際をしたかったのだ。その時期はちょうどバイトが忙しくなり始める年末が近かった。そのことを手伝い、二か月ほどの交際を楽しみたい。と、頼んだのだ。快く受けてくれたTくんは意見を受け入れてくれた。

そうしての交際期間は、お互いに無理のないように楽しめた。クリスマスや年末にお正月ということから、忙しい時期だったので会えない日もあった。それでも、お互いに仕事の都合が合う日に、自然にあっていたがAさんの時と違い負担はなくまた仕事の都合などで会えない日があることを、言ったとしても気にしていなかった。ライン方も、Tくんから話しかけてくることもあり、私から話しかけることもあった。お互いに忙しいことがあって、返事がなかなかにできないこともあったが、そんな日もなかった。

こうして、バイトが一息つき始めたころに私は、Tさんと正式に婚約を結ぶこととなった。そのために、お互いに両親へとあいさつなどをした。その間にもデートをしたりした。私の趣味の時もあれば、T君の要望に応えることもあった。バレンタインデーが来たときは、私は手作りのチョコレートを贈った。Tくんが甘いものが平気ということから、普通の手作りでも大丈夫と感じたのだ。初めて作ったこともあり、つたないものであったが簡単なチョコレートを作ったのをTくんはとても喜んでくれた。

交際などをしながら、お互いに話し合う。私のバイトをやめるには前もって半年前に言っておかないといけない。と、いうことにも驚いたがきちんと理解してくれた。こうして、お互いに理解をしあっていき、正式な婚約を結んだのだった。少なくとも、それは最初のAさんの時と違うはっきりとした自然な感じであり、お互いに将来のことを話し合える空気だったのだった。そして、私は人生における二度目の正式な婚約を結んだのだった。